Voicy Journal

企業がイベントを成功させるために。日本最大級のイベントアプリPeatixにイベントのコツを聞いてきました。

企業がイベントを成功させるために。日本最大級のイベントアプリPeatixにイベントのコツを聞いてきました。

こんにちは!Voicyの広報部の田ケ原です。

Voicyは10月20日にVoicyファンフェスタというイベントを開催します。
Voicyファンフェスタでは、様々なジャンルのパーソナリティをお招きし、日頃からVoicyをご利用くださるリスナーの皆様と一緒に、楽しい時間を過ごせればと思っています。

普段の配信では体験できないような、パーソナリティの公開生収録や、ここでしか見られないコラボ放送の収録など、リスナーの皆様との新しいワクワクを生むための企画を予定しています。

しかし私たちは、数百人規模のイベントを実施するのは今回が初めてです。

どうしたらパーソナリティの方々が楽しんでくれるだろうか。どうしたらリスナーさんが今日ここに来てよかったと思ってくれるだろうか。イベント会社でもなく、イベント経験が浅い私たちは、一抹の不安を抱えながらイベントを企画していきました。

準備を続ける中で、特に意思決定が難しかったのが集客についてでした。

チケットは無料にするのか、有料にするのか。チケットの販売方式はどうしたら良いのか。集客はイメージ通り進むのだろうか。

イベントの企画まではサービスの世界観を出せても、集客などイベントに置き換える部分では頭を悩ませました。会社でイベントをやりたい!と思い立っても、チケットの価格で悩んだり、集客に不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、日本最大級のイベント・コミュニティアプリ「Peatix」さんにお邪魔し、サービスの特徴やイベント集客のコツなどを共同創業者である藤田さんとマーケティングシニアマネージャーの宮田さんに、イベント開催での悩みについてお話を聞いてきました。

掲載されるイベントは常時7000件以上。その中で意識すべきことは?

田ケ原:今回Voicyは初めて数百人規模のイベントに挑戦します。まず、イベント集客をする際にはどんなことを意識すべきでしょうか?

藤田(以下 敬称略):最近はSNSが普及して手軽にイベントを企画できるようになりました。Peatixでは常時7000件ほどイベントが掲載されています。

田ケ原:7000件ですか!

藤田:SNSやスマートフォンの登場で、イベント立ち上げのハードルがかなり下がっているように思います。

田ケ原:そんなにたくさんのイベントがある中で、私たちができることってありますか?

藤田:まず押さえておきたいのは、スマートフォンが多くの人の手に入ったことで、Webサイトもモバイルでの閲覧が主流になっていることです。

Peatixはモバイルアプリも用意しているため、特にスマートフォンでのサイト閲覧が多いです。

そのため、伝えたいことはできるだけ短い文章でまとめ、モバイルでも見やすくまとめると良いと思います。

田ケ原:そうなんですね。イベントページはPCよりもスマートフォンで見やすくしておくことが重要なんですね。

宮田(以下 敬称略):あとは、当たり前のように思うかもしれませんが、集客ページのタイトルも重要です。例えばPeatixというサービスを知らない人が「Peatixカンファレンス」というイベントタイトルを見ても申し込みにくいですよね。やはりタイトルでどんな内容のイベントなのかわかり、見た人が興味を持ってくれるようにするための工夫が必要です。

田ケ原:なるほど。

宮田:また、どんな人向けに実施されるイベントで、どんな人が参加するのかを伝える方が集客に成功しやすいと感じています。イベント参加に迷っている人が“自分がイベントに参加しているイメージを持てるか“を意識してつくることが重要です。

イベントのトップの写真は、イベントタイトルや内容、出演者を際立たせるように制作し、より興味を持ってもらいやすいようにすると効果的です。

田ケ原:参加者の立場に立ってフックを用意するといいんですね。他にも工夫できることはありますか?

宮田:例えば、そのイベントに行けば何ができるのか、ということを前面に押し出しているイベントは、チケットも売れやすいように感じます

田ケ原:そのイベントに行けば何ができるか、ですか。

宮田:はい。例えば、トップ画像だけではなく本文にも、出演者のサムネイルやお写真を入れてみたり、美味しい食べ物が食べれるならその食事の写真を掲載するなど、より具体的にイベントに参加したときのイメージを持たせてあげると良いと思います。

ビジネス系のイベントやトークセッションなどの場合は、全体のテーマだけはなく、登壇者のご紹介やお写真、細やかなトークテーマを明記できると良いですね。

田ケ原:具体的にイベントに参加したときのイメージを意識して作ると良いのですね。

宮田:はい、そうです。あとは、登壇者が今回のイベントを企画した思いやこれからの目標などを伝えることも効果的です。参加者は人やモノのストーリーに関心がある方も多いので、よりイベントに共感を持ちやすくなると思います。

利用者数280万人。イベント主催者を支えるPeatixのレコメンド機能とは?

田ケ原:イベントページの作り方、とても勉強になりました。集客という点でもお話を聞かせていただきたいです。

藤田:ありがたいことに利用してくださる方がどんどん増えていて、ユーザー数も280万人を突破しています。もともとはWebページのみのサービスでしたが、アプリ上でイベントを探す方も増えてきました。

田ケ原:280万人ですか!すごいですね。

藤田:ありがとうございます。実はその中でも、ジャンルは大きく3つほどに分かれています。

1つはビジネス系のイベント。2つ目がエンターテインメントや音楽のイベント。3つ目はライフスタイル系のイベントです。

そして、イベントを実施するときに一番困るのは集客だと言われています。その不安を少しでも解消し、支援できるようにPeatixはイベントレコメンドの機能を充実させています。

レコメンドというのは、そのユーザーさんが過去に参加したイベントのジャンルやその他のデータを加味して、その方が興味を持ってくれそうなイベントをオススメするという機能です。

田ケ原:まさに集客の部分は不安に感じていました。

藤田:実は、4年ほどレコメンド機能を磨いているので精度はかなり上がっています。

実際に新規のイベントで100人集客した場合、平均で30人はPeatixのレコメンドでの申し込みになっています。

田ケ原:30%もPeatixのレコメンドからの申し込みがあるんですか。

藤田:あくまで平均的な数値なのですが、イベントを立ち上げる方をサポートできるように私たちもより良いサービス設計を心がけています。

イベントから生まれるコミュニティ。熱狂を生かした新たなプロジェクトも

 

田ケ原:ここまでイベント運営について気をつけることをお伺いしてきました。Peatixさんがイベントの先に見据えることってあるんですか?

藤田:Peatixはもともと「個人の活動を応援したい」という想いを持って立ち上げたサービスです。

それから、時代の流れの変化も感じています。イベントを不安なく便利に開催できることをベースに、イベントから生まれるコミュニティの活動のサポートができればと考えていますね。

田ケ原:イベントから生まれるコミュニティですか。

藤田:僕たちは実際にイベント主催者の方を集めた「Event Salon(イベントサロン)」というサロンを運営しています。ここではイベントのジャンルや規模の大小を問わず、様々なイベント主催者たちがこれからの時代のイベント作りについて語り合う場を作っています。

グループのフォロワーは6000人を超え、すでに大きなコミュニティに育ってきています。

田ケ原:6000人!すごく大きなコミュニティですね!

藤田:そうですね。2013年からずっとやり続け、今のコミュニティがあります。イベントやコミュニティを作る人が集まるイベントなので、皆さんイベント、コミュニティへのパッションを持っている人たちです。ただ、毎回のイベントのテーマを色々な切り口で設けているので、リピーターの方も来られますし、新規の参加者さんも必ず来てくれて、バランスの良いコミュニティになっていると思います。

田ケ原:そうなんですね!新陳代謝を繰り返してよいコミュニティになり続けるのはとても素敵だなと思いました。サロン運営の点でも活かせそうなお話をたくさん聞かせていただき、今日はありがとうございました。

全てのチケットは完売しましたが、チケットの増枠を行い、各部若干数のチケットが購入可能となっています。ぜひお早めにお買い求めください

 

 

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