Voicy Journal

新しい挑戦を生み出すために重要な“心のひだ”という考え方とは?

新しい挑戦を生み出すために重要な“心のひだ”という考え方とは?

出版社・広告代理店・商品開発・イベント企画会社など、多様な職種を経験してきた阿座上陽平さん。チーズタルトでも有名な株式会社BAKEで、塩谷舞さんや編集チームと共にオウンドメディアを活用したコーポレートブランディングに携わってきました。

2018年5月にBAKEの退社が決まり、直近ではフリーランスとしてコンサルタントを中心としたお仕事をされています。また、VoicyへのJOINも決まった阿座上さんの独自の仕事観についてインタビューをしました。

前例が無いことにどう挑戦していくか。

うすい:阿座上さんは、お菓子業界ではかなり珍しいオウンドメディアを立ち上げたり、外部から編集長を招聘するなど、すごく挑戦的だなぁと感じました。新しいことに挑戦するには、リスクがあると思うんですが、いつもどんなことを考えているんですか?

阿座上:やっぱり新しいことを1番にやるのってリスクもあるんだけど、得られることも多くなると思ってます。

うすい:得られることですか。

阿座上:誰かがすでにやっていることを始めると、二番煎じになってしまうし、同じことを真似している限り成功できないと思っていて。

うすい:でも、ある程度前例がある方がリスクも少ないですよね?

阿座上:確かに前例があるとリスクも少ないかもしれない。企画も通しやすかったりするかもしれないね。効率よくインパクトを出せたりもするんだけど、1番に挑戦しないと得られないことがあると思うんだよね。

うすい:1番しか得られないことですか。

阿座上:まず、圧倒的に目立てることだよね。(笑)

基本的に、1番に実行したところに情報が集まってくるから、ノウハウが溜まって改善のサイクルが圧倒的に回しやすくなると思っています。後発的に追いかけると、真似したり、他人の仮説に乗っかるので、先頭に追いつくことは難しくなるからね。

一歩先の未来ってどうやったら見ることが出来るのか?

うすい:でもやっぱり、新しいことに挑戦するのってメリットもありますが、怖さもありますよね。阿座上さんは自分の未来予想図に確証があるんですか?

阿座上:確証はないかな。

うすい:ではどうやって一歩先の未来に仮説を立てているんですか?

阿座上:未来を完全に予想することは難しいけど、想像することは出来ると思っていて。まずは体験を増やして違和感を持つことかな。全てはそこから始まると思う。

うすい:なるほど。もう少し詳しく教えてください。

阿座上:情報に触れて、違和感や気付きを持てるようになると、もっとこうしたらいいのになぁってことが生まれてくると思うのね。その違和感って、発信してみると意外に同じ想いを持ってる人と巡り会えたりするんだよね。

うすい:考えて、発信するですか。

阿座上:そうそう。同じような想いを持った人が集まると、次第に新しいアイディアや技術が生まれてきて。

自分の持った違和感を発信してみると、共通の想いを持った仲間が集ってきて、一歩先の未来が見える時があるという感じかな。

うすい:飛び込めば人が集まり、人と技術が問題を解決していくと。

阿座上:そうそう。

重要なのは、違和感や抱いた感情を持てるようになること。そして、それを発言していくこと。

そうすると仲間が集まってきて、技術や対応策が生まれる。そして技術が進歩していく。そしてまた違和感を抱いて。というサイクルを理解出来ると良いかもしれないね。

実はこれ、孫正義さんも実践してて。

うすい:そうなんですか?

阿座上:孫正義の@masason「やりましょう」進捗状況っていうものがあって。

孫正義の@masason「やりましょう」進捗状況より引用 http://do.softbank.jp/

いまは少し、更新が止まってるんだけど、ユーザーの疑問に孫さん自身が応えて実現していくんだよね。そうやって技術を飛躍させたりしていて。

うすい:ユーザーが改善に関われるようにしていたんですね。

阿座上:うん。

だから、常に情報を得ることが必要だし、疑問をぶつけ合える仲間を持っておくといいと思います。

そのために今は、何を次の仕事にするかを決めずに働くようにしています。自分のやってみたかったことにすぐ飛び込めるようにしておきたいし、面白い人や取り組みにすぐに関わっていきたいと思ってますね。

重要なのは“心のひだ”を育てること

うすい:とてもいい話を聴けて、個人的に満足です。(笑)
ちょっと気になったんですが、阿座上さんが普段意識してることってあるんですか?

阿座上:それは良かった(笑)

そうだなあ、“心のひだ”を育てることは意識してますね。

うすい:なんですか?“心のひだ”って。

阿座上:僕は新しくて楽しいことを作りたいと思っているんだけど、その時に重要になるのが、“心のひだ”で。

新しいことを考えるときや、クリエイティブを生むためには、情報を得て自分の考えを広い視点で考えられるようにならないといけないよね。

うすい:そうですね。

阿座上:そう考えると、まず自分のマネージメントが出来ることで、他人のマネージメントが可能になる。他人のマネージメントが可能になることで、その連続体であるビジネスをマネージメント出来るようになる。そんな内容の言葉を経営の神様、ピータードラッカーも書籍の中で書いていて。

新しいことをしたい。とか、クリエイティブなことをしたい。という人は、まず、自分自身をマネージメント出来なきゃいけないと思ってるんだよね。

うすい:自分自身のマネージメントですか。

阿座上:そこで出てくるのが、“心のひだ”。腸とかにひだってあるんだけど、大きくて深いほうが栄養の吸収率がよくなるんだよね。逆に小さくて浅いとあまり吸収できない。

うすい:はい。

阿座上:自分はどんな時に気分が高揚するか。逆に落ち込むのか。それを回復するためには何をしたら良いのか?とか、自分のトリセツがあるといいよね。

そうすることで自分をマネージメント出来るようになるし、リカバリーも早くなる。そうやってひだが大きくなってくると、自分が何を思ったのか、どう思うかとか感情も豊かになってくるし、感動や疑問をキャッチできるようになると思うんだよね。

これってこうじゃないかなあ?と思っても、上の人の意見に押し殺されちゃったりするじゃないですか。そういう文化が長く続きすぎてしまっているんだけど、せっかく芽生えた疑問や感動を発言しやすい環境に協力していきたいと思っています。

うすい:なんか、心当たりがあります。

阿座上:なので、心のひだを育てて自分をマネージメントする。そして、心のひだを大きくして自分の感性をキャッチして発信していく。

あとは自分のやりたいこと、出来ることを見定めてどんどん挑戦してほしいですね。

音声メディアが向かう未来とは?

うすい:阿座上さんは、これからVoicyでどんなことに挑戦したいと思っていますか?

阿座上:これからのインターフェイスはいろんな形があり得ると思ってて。スマフォやPCなど、キーボードを必要とする視覚的な形からより利便性の高い方向に変化していくと思っています。

次のインターフェイスとして、音声がくると思っているので、1番にそこに挑戦して、リーディングカンパニーを目指しているVoicyをサポートしていきたいですね。

うすい:音声メディアの文化を、先頭で作っていくところに面白みを感じているわけですね。

阿座上:そうそう。コンテンツ側から新しいチャレンジをするのが面白いなあと思っていて。音声発信の文化を作ろうとしているので、VUXの分野でどんどん議論して行きたいですね。

いまは、オウンドメディアや事業のアドバイスをしています。音声のリーディングカンパニーとして、オウンドメディアで情報を発信しながら、同じ思いを持っている人たちと新しい文化を作っていきたいですね。

うすい:現在は、Voicy含め多数の企業のコンサルタントとして関わっていらっしゃいますよね。

阿座上:そうですね。今まで学んできた経験や知識を生かして、面白いと思った仲間と働けるようにしています。

僕もまだ各所で学ばせていただきながらですが、得た経験を随所で発揮してサポートをしていければと思っています。

うすい:これからもよろしくお願いします。

阿座上:ありがとう、がんばりましょう!

この記事を書いた人

Voicy Journal編集長うすいよしき
日本トップセールスのクラウドファンディングサービスにて、立ち上げ期から約3年間マネージャーを務める。その後、株式会社Voicyにジョインし、Voicy ジャーナルの編集長に就任。音声メディアの可能性とVoicy社内のワクワクを伝え、世の中を少しだけエモくするために奮闘中。
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