Voicy Journal

2019年最新 アメリカのPodcast聴取動向

2019年最新 アメリカのPodcast聴取動向

2019年も、そろそろ半分が終わろうとしています。

上半期、音声業界を賑わせたニュースといえば、SpotifyによるGimlet MediaとAnchorの買収ではないでしょうか。

Podcast事業を手がけるこの2社をSpotifyが買収したことは、音楽以外の音声コンテンツにも力を入れていこう、という彼らの戦略が明確に現れています。海外で急成長していると言われるPodcast業界ですが、Spotifyが参入したことによって、いよいよその時代がくると感じた方も多いかもしれません。

では実際のところ、Podcastはどのように使われているのでしょうか。今回はアメリカにおける最新のPodcast聴取動向*をご紹介します。

* The Infinite Dial 2019 (調査期間2019年1月、2月 有効回答数や調査対象、調査方法についても記載)

Podcastを聞いたことがあるアメリカ人は、まだ51%

日本に比べて、Podcastを聞いている人が多いイメージのあるアメリカですが、実際にPodcastを聞いたことがある12歳以上の人は、いまだ51%に留まっています。しかし2013年から2017年まで毎年+3~4%増えてきたPodcast人口は、2018年から2019年にかけて前年比+7%と大きく伸びています。

「1ヶ月間でPodcastを1つでも聞いたことがある」と答えた人は32%となり、日常的にPodcastを聞く人口は、まだまだ伸びる余地がありそうです。

聴取番組数は2018年から変化なし

1週間以内にPodcastを聞いたことがある人の平均Podcast聴取数は、2018年から変化なく7つとなっています。

Podcast人口が増えたにも関わらず、聴取番組数が減らないということは、新規リスナーも既存リスナー同様に7番組聞いている、もしくは、既存リスナーの聴取番組数が増えた可能性が高いと考えられます。

若年層の間で急成長するSpotify

1ヶ月間でPodcastを聞いたことがある12-24歳は、2018年から2019年にかけて21%増加し、53%となりました。Spotifyは、アプリの中でPodcastコンテンツの視認性を高めるなどの工夫を行っているようです。この急成長がどこまで続くのか、注目したいと思います。

侮るなかれPandora

2019年上半期は、Spotifyのニュースが目立ったため、上記の結果は納得感がありますよね。しかし、「1ヶ月間で聞いたオーディオブランドは何か」という質問で、一番多くの票を得たのは、SpotifyではなくPandoraでした。

昨年9月に、サブスクリプション型ラジオサービスとしてアメリカで最大手のSiriusXMに買収されたPandoraは、「Podcast・ゲノム・プロジェクト」と言われるレコメンデーションシステムを持つだけでなく、オリジナルコンテンツの制作にも力を入れています。

ユーザー課金型のSpotifyと広告モデルのPandoraはビジネスモデルが異なります。今後、それぞれがどのように成長していくのが目が離せません。

Youtubeが次のPodcastプラットフォームに?

2018年に「Youtube Music」など定額制音楽ストリーミングサービスの提供を始めたYoutubeはどうでしょうか。1週間以内にYoutubeで音楽を聞いた、またはミュージックビデオを見た12歳〜34歳は70%にのぼり、2018年と比較して増加傾向にあります。従来の動画視聴から、音楽聴取の用途でYoutubeを利用しているユーザーが増えているようです。

この状況を踏まえ、「Youtubeが次のPodcastプラットフォームになる可能性がある」との分析も出ています。

盛り上がりを見せるアメリカの音声コンテンツ産業。2019年は、真に「音声コンテンツ元年」になりそうな様相ですね。

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この記事を書いた人

山本 あづさ
Voicyリリース当初、パーソナリティとしてVoicyに参加。2018年4月より社員としてジョイン。ナレーターとして活動するプレーヤーでありながら、Voicyではコンテンツ・ディレクターとして番組作りに挑戦しつつ、2019年より広報も兼務しています。
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